二日目:
朝一で挙式。
海の見える教会で結婚を誓う妹を見るのはこそばゆかった。やはり女子というものは「純白のウエディングドレス」に憧れるものなのか?彼女も例外では無かった訳だ。
それにしても教会で生の讃美歌を耳にすると涙が出そうになるよな~。
暖かいイイ挙式だった。
夕方、ホテル近くに在る万座毛(まんざもう)へ行ってみる。
万座ビーチ(やどかりがたくさん居た)
外食を考えていた夕食だったが、出るのが億劫になりホテルのバイキングで白米を食べた。
三日目:
最終日も好天に恵まれる。さて何処へ行くか。
16時半には那覇空港へレンタカーを返却しないといけないので、あまり盛らない方がいいだろう。高齢の両親の体力をかんがみ「美ら海水族館」は断念、午前中は「古宇利島」への絶景ドライブのみとした。
古宇利島へは下道で1時間程度。
運転手なのであまり景色を多能できなかった。自転車で橋を渡っている人が居て羨ましかった。歩いて渡るものいいだろう。
次に向かったのが「斎場御獄」(せーふぁうたき)という沖縄一のパワースポットと言われる場所。ここだけは行っときたかった。
ナビで見ると100km程南下したところ。高速道路で一気に下る。
途中に寄った伊芸SA。沖縄感ありの建物。両親には悪いがここでお昼とする。
今までと違って庶民派「豆腐チャンプル定食」。(薄味で美味しかった)
そこから更に南下し、13時過ぎに目的の「斎場御獄」に到着。
ここは琉球王朝時代から祈りを捧げていた沖縄最高位の神聖な場所。
入口で簡単な注意事項、説明を受けて山に入っていく。
ジャングルの様な森を進むと数か所「祈りの場所」が出てくるのだが「神聖なところ」というのは説明がなくても伝わってくる「恐れ多いものを感じる場所」だった。
周りの人はパシャパシャ写真を撮っていたけれど、とてもそんな気分にはなれなかった。むしろ「撮影禁止」にした方がよいのではないだろうか。沖縄の人は優しいな。
駐車場に戻る頃にはお墓参り後の様な清々しい気分となる。両親も「良かった」と言ってくれた。
これで那覇空港に戻ることとする。まだまだ夏の日差しなのでエアコンを思いっきりかけて車を発進させた。
那覇空港へはかなり余裕をもって到着することができた。
「コーヒーでも飲もう」となり構内で喫茶店を探す。建物をぐるぐる巡るも見つからず。最終的には親父がスタンド形式の店へ行こうとするので「そこまでしてコーヒーええわ」と言ってしまった。結果、何も口にせず待合ベンチで休憩。
「じゃあまた帰るわ」
ここで両親と別れた。
すぐに疲れたと休む姿、空港の手続きでもたもたする姿に苛立ち、自分の疲れもあって親に冷たく当たってしまった。
妹の結婚。親の老化。
斎場御獄へ行った影響かも知れないが、今回の沖縄旅では「人の命の流れ」を感じた。
そういうもんなんだろうけれどね。
生きるってなんか悲しいよな~。(ちょっとセンチメンタルはいってます)