三体2を読了。
噂通り前作を超えるスケールと展開だった。
前作も面白かったのに・・・
hironew170109.hatenablog.com
本当に前作がプロローグになってしまった。
良書を読んで感じる頭の中の容量が広がった気分だ。ありがとうございました。
今回、全てお見通しの異星人に対して「面壁計画」なるものが発動されて「面壁者」と呼ばれる人類を代表する4人が選ばれてそれぞれが人類救済計画を考える設定が面白かった。(そもそもどう4人を選出したのか?と突っ込みたくなるが)
200年後の未来人が<黄金時代>と呼ぶ21世紀の世界を語るシーンを読んで、なんかコロナ禍で変化してしまった今の生活と重なって切なくなった。
実際、200年後の世界はどうなっているんだろうか?
200年前の人が現代に来たらどんな感じだろう?200年前の1820年と言えばまだ江戸時代だよな。目に見えるもの全てが訳が分からないだろうな・・・。そう考えると200年後の2220年もそれと同じくらい変わっているのかも知れない。全然違うルールの下で生きているんだろうな。人間社会て何なんだろう?と思える。
こういうはなしを書くことができる著者劉さんの構想力と胆力には、ただただ頭が下がる。中国人だろうと欧米人だろうと日本人だろうと関係ない。凄いものは凄いと認めよう。
凄い。
ただ身の回りでこの本の話をする人が居ないのがもどかしい。誰か読んだ人と心行くまで話をしてみたい。