ヒロニューのブログ

人生を充実させたいアラフィフ独身おじさんのつぶやきです。

読書

自分の頭の配線が有利なんだって(イーロン・マスク[上])

一回ざっと読んだが登場人物が多くて誰が誰だか分からなくなったので再読中。今回は出てくる人の名前をノートに書きながらゆっくり読んでいる。今日[上巻]を読み終えたが先が長そうなのでここで一回感想を書くことにした。イーロン・マスクの名前は知ってい…

終わってしまった(炎は流れる1~4)

以前紹介した「炎は流れる」を読み終えた。 結局、大宅壮一全集24~27巻の4冊が対象となっていた。ざっくり書くとこんな感じ。 1(24)巻:乃木将軍の殉死、赤穂浪士のはなし 2(25)巻:高杉晋作の見た清国、欧米文化との接触、遣米使のはなし …

古くても読みやすい (炎は流れる)

去年のうつリハビリで通った図書館。最近でも時々利用させてもらっている。何を読もうかな~そういえば・・・前から読みたいと思っていたけど読めていない本が有ったのを思い出した。日本人特有の精神性(忠誠心)はどこから来ているのか?を扱った本。司馬…

脳リテラシーの向上を目指す(「心の病」の脳科学)

「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス) 作者:林(高木)朗子,加藤忠史 講談社 Amazon うつ病などの「心の病」は、最新の脳科学においてどこまで解明されているのか知りたくて読んでみた。12人の専門家がそれぞれの知見…

足るを知る生き方(天路の旅人)

天路の旅人 作者:沢木耕太郎 新潮社 Amazon www.nhk.or.jp 今年年始にクロースアップ現代で放送され気になっていた。 本の主人公西川一三は戦時中から戦後にかけて中国内陸部からチベットへ抜けインドまで過酷な旅をした。日本に戻った後は岩手県に化粧品卸…

国の関係も家族から(トッド人類史入門)

トッド人類史入門 西洋の没落 (文春新書) 作者:エマニュエル・トッド,片山 杜秀,佐藤 優 文藝春秋 Amazon 「人間関係の基本は家族との関係から」というはなしを人からされたことがある。それだけ家族との関係は他者との関係を構築する上でも影響するというこ…

行動と経験は大切にしたい(ゼロで死ね。)

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 作者:ビル・パーキンス ダイヤモンド社 Amazon 4月に読んだ本。お金を貯め込んでも墓場まで持っていけないので死ぬときまでに使い切りましょう。というはなし。まあ理想はそうだろうけれど、実際みんな自…

一日で読める良書(自分の時間 1日24時間でどう生きるか)

自分の時間―――1日24時間でどう生きるか (三笠書房 電子書籍) 作者:アーノルド・ベネット 三笠書房 Amazon 「時間をいかに効率よく使うか」というテクニック的な内容が書かれていると思い読んでみた。確かにテクニックは書かれているけれど、内容は一段深…

民主主義がいいとは限らない(国家の尊厳)

国家の尊厳 (新潮新書) 作者:先崎 彰容 新潮社 Amazon 今年最初に読んだのはこの本。著者の先崎さんは「BSフジプライムニュース」(最近よく見る)にたまに出演していて、いつも参考文献を引用しつつ自分の意見をロジカルに語る姿が印象的な人だ。自分もこう…

巨人の見ていた世界を垣間見る(立花隆の最終講義)

東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義 (文春新書) 作者:立花 隆 文藝春秋 Amazon 今年4月に亡くなった立花隆さんが10年前東大で行った講義をまとめたもの。内容が濃いので2回読んだ。なぜ今になって書籍化されたのか分からないけれど、講義を受…

謎の行動を知りたくて(最後の将軍 徳川慶喜)

最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon 大河ドラマ「晴天を衝け」では渋沢栄一がパリに行っている間に幕府が無くなってしまい、その辺りが全然描かれないまま明治になってしまった。「家康の再来」とまで言われながら将軍になった…

何を伝えられるか?何を残せるか?(生物はなぜ死ぬのか)

生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書) 作者:小林武彦 講談社 Amazon 本屋でレジに向かう途中、目が行き思わず購入した。こういう予想外の出会いがリアル本屋の魅力だろうな。来年50歳。もうすぐ死ぬ訳ではないけれど、生きてきた道も後ろに見えてきた。こ…

子供への影響が心配になる(スマホ脳)

スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon 話題になっていたので読んでみた。タイトルが中々インパクト有るけれど、内容はスマホが脳に与える影響だけでなく現代社会がいかに人間の身体と乖離したものであるかが書かれていた。著者が言…

大ぶろしきとリアルなディテール「三体3死神永生」

三体3を読了。遂に三体シリーズは完結してしまった。 いや~ 1はともかく、2も話が小さくなってしまった。なんだよこのスケール感。原型が残ってない・・・。 hironew170109.hatenablog.com hironew170109.hatenablog.com 暗黒森林攻撃の抑止効果によって…

幸福を得る方法とは(精神科医が見つけた3つの幸福)

YouTubeでチャンネルを登録している「樺チャンネル」の樺沢先生が書いた本を読んでみた。 www.youtube.com 本はちょっとぶ厚かったが、内容を箇条書きにし、重要な文は着色したり、線を引いてあったので読みやすかった。読者を飽きさせないように細かい工夫…

命がけの国盗りゲーム(毛利元就)

広島に居るので毛利家についてちゃんと知っておこうと思い、この本を読んでみた。 知将・毛利元就―国人領主から戦国大名へ 作者:池 享 発売日: 2009/02/01 メディア: 単行本 内容は、広島の一領主だった毛利元就が、如何に戦や調略を繰り返して戦国大名にな…

変な夢を見た感じ(サハリン島)

小説サハリン島。 はてなブックマークで「最近十年で最高のロシアSF小説」という記事を見つけて気になり買ってみた。 上下びっしりの文字が大体400ページ。 価格も3,800円もする。久々の重厚感。ロシアの小説って文章が長いんだよな~。翻訳ってのも読み…

生まれた時代による天国と地獄。この振れ幅を考えずにはいられない (独ソ戦)

今年最初はこの本を読んだ。新年早々物騒なテーマの本だが「2020年新書大賞1位」という帯に惹かれて買ってしまった。 よく「幸せとは何か」とかあるけれど「独ソ戦の逆」と20000%で言えるようになった。 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書) 作者:…

凄いが続く!脳が拡張される世界観「三体2 黒暗森林」

三体2を読了。 噂通り前作を超えるスケールと展開だった。前作も面白かったのに・・・ hironew170109.hatenablog.com 本当に前作がプロローグになってしまった。 良書を読んで感じる頭の中の容量が広がった気分だ。ありがとうございました。 今回、全てお見…

上下じゃないけれど下(10~21)の書評(21Lessons)

前回に引き続き21Lessons書評の下。 やはりちゃんと読み直すと下だけで二週間以上かかった。 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ 発売日: 2019/11/19 メディア: Kindle版 10以降のテーマ 10.テロ 11.…

上下じゃないけれど上(1~9)の書評(21Lessons)

今回のステイホーム期間はこの本を読んだ。 21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ 発売日: 2019/11/19 メディア: 単行本 最近、アフターコロナの世界はどうなるのか?といった番組によく出ている歴史学者ユヴァル・ノア・…

今年はwantを意識して(もしも一年後、この世にいないとしたら。)

あけましておめでとうございます。 今回の年末年始はこの本を読んだ。 もしも一年後、この世にいないとしたら。 作者:清水研 出版社/メーカー: 文響社 発売日: 2019/10/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 著者は、がん研究センター中央病院で精神腫瘍学(…

とりあえず書いてみる

久々に投稿。 考えれば考えるほどブログに投稿し辛くなる。今日は早く帰られたので書いてみた。まずは手を動かして~ 師走だからか?会社全体が忙しくなっている。 職場の雰囲気が悪くなっている様に感じる。上司と部下(同僚)の関係が悪化している。年齢が…

何だこれは!斜め上の上を行く中華SF小説「三体」

話題の中華SF小説「三体」を読んだ。 な、何だこれは!!! 久々にハマってしまった。次が知りたくて読書が止まらなくなった。 内容は、よくある異星人遭遇もの。 読む前の勝手なイメージでは、三体の異星人が出てくるバイオテクノロジー的な話かと思ってい…

サピエンス全史の感想(下とそうかつ)

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/09/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (24件) を見る 前記事から二週間半、再読とは言えやはり時間がかかった。 面白…

サピエンス全史の感想(まずは上)

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/09/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (50件) を見る 以前、岡田斗司夫氏がYouTubeで紹介していて、いつか読んでやろ…

今年は何が見えてくるか

最近読んだ本のはなし。 「あなたは絶対!運がいい」 あなたは絶対!運がいい 作者: 浅見帆帆子 出版社/メーカー: 廣済堂出版 発売日: 2007/01/01 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (17件) を見る 少し前からYouTubeで出てく…

自虐的歴史観からの脱却(日本人の誇り)

日本人の誇り (文春新書) 作者: 藤原 正彦 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2011/04/19 メディア: 新書 購入: 10人 クリック: 208回 この商品を含むブログ (21件) を見る 数学者の藤原正彦氏が最近の日本に憂いて書いた本。 「最近」といっても初版は20…

色々考えさせられる南京事件

「南京事件」を調査せよ (文春文庫) 作者: 清水潔 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/12/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 日本テレビの記者である著者が戦後70年の節目2015年に作ったテレビ番組(NNNドキュメント「南京事…

当時の視点から見る(戦争まで歴史を決めた交渉と日本の失敗)

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 作者: 加藤陽子 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2016/08/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (22件) を見る 日本がどういう経緯で戦争に至ったのかを知りたくて読んでみた。今年読んだ…