今日は朝からこれを観に行った。
<内容>
第二次大戦末期のドイツ。ナチスの脱走兵が、偶然手にした将校の軍服を着て将校を演じ生き延びていくはなし。
「生き延びていく」というよりは将校になりきって脱走兵を虐殺する側になってしまう狂気を描いている。
昔観た「es」という映画では囚人と看守を演じる実験でそのものになってしまうという怖さが描かれていたが、あれもドイツ映画じゃなかったかな。
星3.5
史実を元に作られているそうで、実際あんなにたくさんの脱走兵が居たのか?
その脱走兵を集めて対空砲で虐殺するシーンは見ててきつかった。プライベートライアンでも対空砲で人を撃つシーンがあったけれど当時あれが普通だったのか?いくら脱走兵といえども自国民をあんなむごい方法で殺せるものか?
国が戦争で敗れるというと教科書では一文だが、実際、戦争の混乱期はああいう過酷な環境だったのか?と感じる。(当時日本は本土で陸上戦しなくて本当に良かったと思える。)
果たして自分が同じ立場であったら手を汚さずに信念を通すことができるか?そんなことを顔を歪めながら考えさせれた。
主人公は当時二十歳だったそうだ。本当に史実なの?