今年はありがたいリフレッシュ休暇取得の年だ。
本来なら海外旅行にでも行きたかったが、このコロナ禍なので今回は方角的に良い島根へプチ旅行してみることにした。
Googlによると、自宅のある広島から石見銀山までは107km。車で2時間。
思ったより近かった。
レンタカーで9時に広島を出発。昼前には石見銀山世界遺産センターに到着。
ここに車を駐車して観光するのが定番の様だ。
<いただいた観光地図>
この世界遺産はかなり広大な領域で、鉱山の跡だけでなく周囲の町、輸送に使った港、そこへの道まで含まれている。(529.17ヘクタール:Wikiより /500ヘクタールは東京ドーム106個分らしい)
その中で今回巡るポイントはざっくり以下となる。
AB間:町並み地区
BC間:銀山地区
どちらもBが出発点となる。
(空いていればここまで車でいけるそう)
地図の左下が駐車場のある世界遺産センター。
ここからまずバスで「B」(大森)へ移動することから観光が始まる。
「B」(大森)までは5分程度の距離。(徒歩で20分)
トリップアドバイザーに「ガイドしてもらった方が良い」とのことだったのでガイドツアーに申し込む。(500円)
※ここで注意。
石見銀山には食事をするところが少ない。
平日だったせいもあってか、今回行こうと思っていたカフェは閉まっていた。(石見銀山世界遺産センターにも食べるところは無い。)
仕方ないので持っていたカロリーメイトでしのいだ。
13時。BC間:銀山地区ツアースタート。
東京からのご夫婦と4人で歩く。
何気ない石垣跡。
徳川家康は関ヶ原の戦いで勝利した十日後にはここに柵を立てて石見銀山を囲い自分のものにしたのだそうだ。
ガイドさんの説明がなければ気づかないポイントだ。
こういった渋い民家を抜けて進む。
お寺の跡。土塀が崩れていた。(幕末に長州兵がここへ来た際、残っていた毛利家の寺に感動し灯篭を寄進したそう)
住居跡の石垣。一説によると最盛期には数万人が住んでいたそう。
こういった人一人がやっと入れそうな穴(間歩(まぶ))が900も在る。
2kmほど歩いてツアー最終ポイントの龍源寺間歩に到着。(入場料410円)
内部は157m公開されていて後半は明治時代の坑道を通って出られる。
一般の洞窟と違い人間が手で掘った穴だと思うとノミ痕一つ一つに執念を感じる。
ちょっと怖かった。
何気無いきれいな小川。
ここ石見銀山が世界遺産となれたのは、こういった自然が残っている点が評価されたからだそうだ。
明治期には鉱山が枯渇していたので近代工法による採掘がほとんど行われなかったことが幸いしたとのこと。
正直、佐渡金銀山の方が埋蔵量や規模が大きく、先に世界遺産になれたのかな?と思えるがあちらは昭和まで掘られていたので街並みや設備が近代化されたため、かえって歴史的遺産としての魅力が減ったのだそうだ。
世界遺産の選考基準って難しいね。
15時30分から AB間:町並み地区を散策
木造の味わい深い建物が軒を連ねる。
ほとんど人が居なく寂しい。もう少しお店が有っても良いかな?と思えた。
<反省>
世界遺産センターの駐車場に車を止めてからバスの出発時間が直ぐだったのでセンター内の展示資料を見ずに散策へ臨んでしまった。
今回戻ってから最後に展示資料を見た。結構ジオラマや説明映像など資料が良くできていた。先にこっちを見ておけば良かったな~と思えた。
今後行かれる人はここでまず予習して行かれることをおすすめしたい。