ヒロニューのブログ

人生を充実させたいアラフィフ独身おじさんのつぶやきです。

査定中に学んだこと(広島の海外移民)

物はイイもの。
でも、履くのに時間がかかるし脱ぐのも一苦労。大分足に馴染んだが未だに足首が痛くなることがある。履く時には「よし、これで外出するぞ」と気合が必要。
レッドウイングのベックマンは特別なブーツだ。

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上野のアメ横で買ってから9年。結局あまり履いてない。
靴箱の肥やしになっている。
最近は「こりゃ、誰かに履いてもらった方がブーツの為にも良いのではないか」と、思えるようになった。
今日ブックオフに売ることにした。

カウンターに持っていくと、「査定に一時間」かかりますと番号票を渡される。

「え~」

と、思ったけれど仕方ない待つことにする。

流石に店内に1時間も居れないので外に出る。

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近くに前から気になっていた建物が在ったので行ってみることにする。

 

日本銀行広島支店

被爆建物の様だ。 

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無料の様だ。中に入ってみる。

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内部はこんな感じでがらんとしている。窓口の書体なんか味がある。

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地下の金庫室が「広島市所蔵資料常設展示」(4~5室在った)場で、広島から海外へ移民した人たちの写真や記録が展示されていた。

各金庫室入口には分厚い鉄扉が残っていて厚さ30cmは有る立派なものだった。
「撮影禁止」残念。

今回初めて知ったが戦前、広島から海外へ移民した人は日本で一番多かったらしい。その理由のひとつとして水田が少ない村が多かったことがある。確かに、広島は山だらけで平らな所が少ない印象だ。

ハワイや米国、南米・・・一番アメリカ大陸に渡った人が多いところに原爆が投下されたとは皮肉だよなと思えた。

昔の写真を見るのが好きだ。
顔をじっくり見る。こんな顔した若造が渡ったのかとか、こんなおじさんが帰国して自動車を得意げに運転しているのかとか、この女学生原爆落とされるの知らなかったんだろうなとか、人の人生を勝手に想像するのが好きなのか。

あっという間に1時間が経過していた。

 

おっと、ブーツ。

7,500円で買い取ってもらえた。