二日目。この旅のメインイベント「恐山」への参拝に向かう。
ルートはざっとこんな感じ。
※写真は恐山までのルートが出なかったので手前の下北駅までのもの。恐山はポインター左の宇曽利山湖(うそりやまこ)に隣接する形で在る。下北駅からはバスで45分ほど。よって片道はトータル2時間40分ほどかかる。
青森駅からは、第三セクターの「青い森鉄道」というかわいい鉄道で出発。
列車も青でかわいく2両編成と小さい。
東北に来るといつも思うが、緑が濃い。関西と違い緑の怖さを感じる。
45分ほど走ったところに在る野辺地駅でJR大湊線に乗り換える。
快速とあったが同じく2両編成だった。
「これ?」
と、拍子抜けしてしまった。
こっちは座れず、更に45分ほど下北半島を北上する。
11:07に下北駅着。
恐山行きのバスは11:15出発なので急いで乗り換える。
「恐山」という文字がおどろおどろしい。ここから更に45分程度かかる。(料金800円)
山に入ると霧で周囲の景色が見えなくなってくる。異世界に入っていく感じだった。
途中「冷水」というバス停で停車してくれる。「飲むと長生きできる」という冷たい清水を飲むことができた。
そして恐山へ。
到着した恐山。
湖と霧がもの悲しい雰囲気。写真では分からないけれど硫黄のにおいが漂っている。
マイカーで来ている人も多い。
まずは腹ごしらえ。入り口横のお食事処でカレーを注文した。
おひとりさまでテーブル端に陣取ると、別のおひとりさまが前のテーブルに同じように座り、更にもうひとりのおひとりさまが左手のテーブルに同じように座った。
こういうところに来るおひとりさま男子は似たような感じなのか・・・ちょっと気まずかった。
幸いカレーが出てくるのが遅かったので、彼らと参拝が被らずに済んだ。似たもの同士てのは嫌なものだ。
門をくぐり境内へ入る。
境内には温泉が湧いており、男性のみ入れる様だった。(中をのぞくと混んでいたので入らなかった)
正面の建物に参拝し、左手奥の岩がむき出しとなった山へ行くのが流れらしい。
そちらの方は硫黄の煙が漂う荒涼とした独特の雰囲気がある。小石を積み上げたもの(墓?)が幾つもあり、風車がカラカラと音を立てて回っている。その間にある参拝の対象を巡ると御利益が有るそうだ。(小銭を多めに持っていくと良い。自分は途中で無くなってしまった)
ぐるりと歩いていくと、先ほど見た湖の方につながっていて、そちらは死後の世界みたいな静寂な風景だった。
結構な人が 写真をパシパシ撮っていたが、とてもそんな気分にはなれなかった。
恐山という響きから持っていた、おどろおどろしいイメージとは異なる場所だった。ただ昔からの信仰対象だったのだろうという神聖な雰囲気は感じられたか。
おじゃましました。
15時のバスで下山する。(バスは本数がなく13時の次はこれとなる)
帰りは下北駅からリゾートあすなろ号で野辺地へ。全席指定。小さい車両だが造りが立派だった。
野辺地から青森に向かう頃やっと天候が回復してくる。下北半島とこっちでは気候が違うのかも知れない。
調べると恐山は18℃だった。どうりて寒いわけだ。青森に戻って温泉に入って温まることにした。
夕食は今夜もほたて。ホタテフライ定食。( 普通だったかな。)
お疲れさまでした!