ヒロニューのブログ

人生を充実させたいアラフィフ独身おじさんのつぶやきです。

自分の頭の配線が有利なんだって(イーロン・マスク[上])

一回ざっと読んだが登場人物が多くて誰が誰だか分からなくなったので再読中。今回は出てくる人の名前をノートに書きながらゆっくり読んでいる。
今日[上巻]を読み終えたが先が長そうなのでここで一回感想を書くことにした。

イーロン・マスクの名前は知っていたが、ここまで色々なことを成し遂げていたとは知らなかった・・・。改めて自分の無知を痛感する。

 

 

イーロン・マスクは1971年南ア生まれ。幼い頃から頑固な面を持った性格だったようだ。祖父は単発機でアフリカ大陸を横断したりする冒険家でリスクを恐れないマスクの源流がある。8歳の時に両親が離婚。最初は母に引き取られるが10歳のときに父の元へ移る。父は気分がコロコロと変わる人でマスクに悪影響を与えている。現在でも確執がある。

17歳で単身北米に渡り大学へ進学。PCのプログラムが得意で職業別電話帳と地図を組み合わせたプログラムで起業し成功。その後金融ニーズを満たすX.COMを設立するも社内のいざこざで追放される。その時の退職金で民間ロケット会社スペースXを設立。その後電気自動車会社のテスラへ資金提供を行うようになる。
テスラ→スペースXと起業していった様に思っていたが実際は逆だった。

読んでいて感じたのは、会社の存亡がかかるほどのプレッシャー下でも並行して別の行動が出来るところ。クリスマスパーティをしたり恋人を工場に連れてきて見学させたりしている。
なんでそんなことできるの?自分にそんなプレッシャーが有ったら頭すべてを支配され食事がノドを通らず何も手につかないだろう。仕事とプライベートを別と割り切って並行して行動できる点が人間の器の差なんだろうなと思えた。タフだわ。

そんなマスクだがアスペルガー障害と強迫性障害を持っているそうだ。人の気持ちに共感するのが苦手なので使えない人間は私情を挟まずクビにするし、問題に気付くとなにがなんでも解決しようとする。
「経営者は人に好まれることを目指すべからず」
「大きな成果をあげる会社の経営では、自分の頭の配線が有利」と語っている。

 

マスクは松下幸之助本田宗一郎、稲森和夫たち人徳者では無いタイプの経営者。
ツイッターに余計なことをつぶやいてバトルすることも有る。

それでもこれだけの偉業を成し遂げているマスク流のやり方は現代の世界に合っているのだろう。しばらく見守っていきたい。

[下]の感想は元気が有ったら書こうかな。