話題の中華SF小説「三体」を読んだ。
な、何だこれは!!!
久々にハマってしまった。次が知りたくて読書が止まらなくなった。
内容は、よくある異星人遭遇もの。
読む前の勝手なイメージでは、三体の異星人が出てくるバイオテクノロジー的な話かと思っていたが、全然違った。かすりもしなかった。
全く話がどう進むのか分からない。想像の斜め上の上を行く内容だった。
中国が舞台てのが新しい。
異星人と遭遇するSFって、無意識に欧米人が主人公で欧米の研究機関が関わるって思ってない?それが全て中国になっている。この作品はそこがキーとなるのだが、そこら辺から頭を揺さぶられる。
著者劉慈欣(りゅう・じきん)氏の裏打ちされた専門知識の量が半端ない。(実際の物理学や天文学の話がさらっと出てくるのが心地よいし、HP製サーバーシステムの固有名称なんか出てくるので説得力がある)これを読んで、こりゃ中国に負けたなと思ってしまった。勢いを感じずには居られない。
ちょっと前までは、中国なんて遅れててダサイし胡散臭いと思っていたが、いつの間にか最先端を行く国になっているんじゃないか?と言わざるを得ない。
世界は変わってきている。
はなしは「あれ?こんなペースで良いのか?」
と、減っていくページ数と内容の展開に齟齬を感じていくうちに終わってしまった。
「え~!!」
よくよく調べると「三体」は三部作の様だ、あとに「黒暗森林」「死神永生」というのが続くらしい。
てか、本国では2100万部も売れて2010年に完結している。
オバマ前大統領も何年か前に「三体」を読んでファンになっているそうだ。
わしが知らないだけか?
続きの日本語版は2020年に発行されるそうな。(このタイムラグは何なの?)
とにかく早く続きを読ませてくれ~!!!