前回に引き続き21Lessons書評の下。
やはりちゃんと読み直すと下だけで二週間以上かかった。
10以降のテーマ
10.テロ
11.戦争
12.謙虚さ
13.神
14.世俗主義
15.無知
16.正義
17.ポスト・トゥルース
18.SF
19.教育
20.意味
21.瞑想
グローバル化IT化が進んだ現代においては、戦争に勝っても昔ほどうまみが無くなり、そもそも戦争の原因となる国や宗教は人間を結束させるための物語に過ぎない。
情報に関して、フェイクニュースは今に始まったことではなく(高品質の情報を入手するべく努力はしなくてはならない)何を信じて、何を疑う?ことが重要になってくる。
ユヴァルさんの特徴か?今回もサピエンス全史と同じく最後には内面的な話になっていった。
最後まで読むと、全てを見放された感じだ。
宗教もイデオロギーも人生の物語も全て人間の作りだした「虚構」ということ。
意味なし。何が言いたいんだ~
そうなると、何かを一途に信じて死んでいった人の方が幸せだったかもしれない。
今の時代、世の中には情報や選択肢が幾らでもあるだけに何を信じていいか分からず、宙ぶらりんになっている。
心の安定を失わず繰り返し自分を仕立て直す
前半でも言っていた、これからを生きていく人間に贈る言葉だったが4月から異動した身としては「そんなに簡単ではないよ」と言いたくなる。
やっぱり環境が変わると心労が来る。慣れないプレッシャーに遭遇すると理屈じゃなくお腹がぐるぐるなるし昼食を食べる気力も失せる。
結局、最終的に信じられるのは「自分の心や身体の感覚」となる。
ユヴァルさんは自身の心に集中する「瞑想」に救われたのだそうだ。
最後に、今後のテクノロジーは心に侵入してくる恐れがあるため、その前に自分の心を自分でよく理解しておく必要があると書かれていた。
瞑想やってみようか。