ヒロニューのブログ

人生を充実させたいアラフィフ独身おじさんのつぶやきです。

地元の歴史も興味深い(歴史トークイベント 磯田道史と聞く「女たちの関ケ原」行きました)

歴史研究者磯田さんの話を生で聞いてみたいと思い「女たちの関ケ原」という山陽放送主催のトークイベントにダメもとで応募したら当選してしまった。開催が平日だったので昨日は休暇を取って行くことにした。

 

会場は県庁近くの市民文化ホール。開場前に行ったのだが入り口前には既に長蛇の列が出来ていた。主にシニア世代だが歴史好きがこんなにも居るんだと思うと嬉しい。

 


席についてしばらくするとブザーが鳴りどんちょうが上がる。


ステージ上にはTV番組なんかでよく見る名前入りの席が3つ用意されていた。
出演者は以下。

国際日本文化研究センター教授:磯田道史さん

         直木賞作家:澤田瞳子さん

    岡山県立博物館副館長:内池秀樹さん


イベントは2部構成で

■第1部 資料と識者が伝える「関ケ原の戦い前後の岡山」(磯田、内池)

■第2部 「女たちの関ケ原」(磯田、澤田、内池)

それぞれ1時間のトークが交わされた。

 

ここら辺なんて戦国時代大した舞台は無いだろうと思っていたがトークを聞いていると岡山の辺りはヨーロッパでいうポーランドの様に大国がぶつかる通り道だったそうで、数々の悲劇が有った場所なのだそうだ。

宇喜多家の勃興には大陸から伝えられてきた大唐米の存在があった話、秀家の母おふくや嫁豪姫の政治力、豊臣政権下でのお家騒動、幕末まで続いた八丈島への仕送りなどなど興味深いエピソードがたくさん出てくる。

岡山は歴史を知っている人からすれば幾らでもネタが有るところなのだろうと感じた。

特に磯田さんなんて台本を無視して「おふくが生きていなかった説」なんて話すもんだから内池さんが「そっちに進むとわたしの話が出来なくなります~」と慌てていたのが面白かった。

ほんと磯田さんは偉ぶらないというか素人に分かるように話をしてくれるので、内容がすーと頭に入ってくる。(「宇喜多直家ウォーターフロント」とか。)
ほんと歴史が好きなんだろうな~というのが伝わってくる。
こういう人が岡山出身というのは鼻が高いな。益々好きになってしまった。

先日読んだ本「50歳からの人生戦略」に「シニアになって新しいことを勉強するのも良いが、地元をちゃんと勉強してみるのもオススメ」と書かれていた。
確かに地元の歴史を再度学び直してみるのも面白いかもしれないなと思えた。

有意義な時間をありがとうございました。

ちなみにイベントの模様は8月20日(日)14:00~14:30山陽放送で放送されるそうだ。

www.rsk.co.jp